pikku pukki

2016-03-20

LeafLink

Python Job Board を見てたら、LeafLink という NY の会社が Seasoned Lead Python Engineer を募集していた。この会社は the Cannabis industry, つまりマリファナ(大麻)産業での B2B を支援するウェブサービスを主にやっている会社らしく、9000万円程度の出資を受けているようだ。

どうやら大麻は主に嗜好品もしくは医療用として使われているらしい。医療大麻に関しては、Wikipedia のページ だとアメリカでは合法・非合法の州がまだら模様になっていて、新たな州が合法化されたというニュースを時々聞く。この会社はこのような時期のうちに大麻に関するビジネスのスタンダードを確立するのがミッションみたいだ。いずれにしろ Python Job Board で普通に募集しているのを見て、日本とはかなり状況が違うと感じた。

以前麻薬に関する書物を読んだ時、こういったソフトドラッグが禁止される理由の一つとして、ゲートウェイドラッグ(より強い麻薬への橋渡し)の問題が挙げられていた。おそらく乱用等の危険性が小さく病状に対する効果があると判断され、正常な流通経路が法律で整備されない限り、日本で解禁されることはないのではないかと思う(そして解禁されたとしても数十年は先な気がする)。

Qualifications を見ると、AngularJS と英語(!)以外はだいたい自分が仕事で使っているものとあまり変わらないと感じる。こういった募集は日本ではまず見かけないので、日記に取りあげてみた。

2016-03-06

intermediatheque

東京駅丸の内南口改札からすぐの KITTE 内にある博物館、インターメディアテク に行ってきた。

お目当ては毎月開催されているジャズの蓄音機音楽会だった。開始55分位前からすでに人が並んでいたため、こちらもそのくらいの時間に並んだ。開場した30分前でもまだ少し空いている席があったが、人気のイベントなのだろう。蓄音機の音を聴くのはたぶん初めての経験だった。老若男女数十人が薄暗い階段教室に集まって、蓄音機から奏でられる音楽を聴くという体験はなかなか新鮮だった。1930-40年代のジャズが中心で、それぞれの曲でも録音技術に違いがあるらしく、またピッチが途中変化しているものもあったりした(レコードの劣化具合も関係しているのかもしれない)。

演奏会の後、展示をいくつか鑑賞した。ミュオグラフィという特別展示が行われていた。これはミューオン (muon) という素粒子を用いて物体を透視する技術で、火山の内部を調べたり、福島第一原子力発電所の事故で炉心溶融していることを突き止めたりするのに使われている。一つ興味深いと思った特徴として、ミューオンは宇宙から飛来してくるため、測定器を置いた高さよりも低い場所の様子を調べることはできないそうだ。地層や地底のことを調べたり透視したりすることは、後藤忠徳「地底の科学」 という本が分かりやすかった記憶がある。この本では地震探査という方法を使って地層を調べたり、地面に電流を流して比抵抗という値で推測するといったような手法、さらに磁気嵐を用いた手法などが載っていた。ミューオンのこともこの本でちょろっとだけ触れられていたけど、実際の展示で現在進行形で研究が発展しているドキドキを感じることができた。実際に稼働しているミューオンの計測器も展示されており、丸の内の高層ビルの輪郭をリアルタイムでぼんやりではあるけど見ることができた。こういったデモンストレーションはとてもわくわくして良い。

   muon  stratum

2016-02-11

Magic Sound Room

多摩センター駅から徒歩5分のパルテノン多摩という施設では約100年前に作られた自動演奏楽器とオルゴールの博物館である「マジックサウンドルーム」があり、先週友人と一緒に行ってきた。

マジックサウンドルームという名称の通り、小学校の音楽教室位の広さの部屋に、様々な自動演奏楽器やオルゴール、自由に閲覧できる書架などが設置されていた。書架は小さいながらも自動演奏楽器に関する洋書なども置いてあった。

「ヲルゲルコンセルト」という季節プログラムが行われており、自動パイプオルガンを中心とした演奏が行われていたのでそれを鑑賞してきた。20分間のプログラムで、実際にストリートオルガンを触らせてもらえたり、普段は見えない演奏中の自動演奏楽器の中身を見せてもらえたりと、なかなかインタラクティブで工夫されたプログラムだったと思う。

今回の季節プログラムでは演奏されなかったが、展示されている自動演奏楽器の中でも Mills Novelty Company というアメリカの会社が開発した自動ヴァイオリン演奏楽器 "Mills Violano Virtuoso" (1915年製) が気になった。実際の演奏風景を YouTube で見つけたが以下のような感じらしい。

開発した Mills Novelty Company は現在も存在する会社で、Wikipedia によるとスロットマシンや自動販売機、ジュークボックスなどのコインを入れて動作する機械を主に開発していたらしい。自動演奏楽器も様々な種類のものを開発・販売しているらしく、この自動ヴァイオリン演奏楽器も大半がコインを入れて動作する機械のようだ。Mills Violano Virtuoso はソレノイドや電気モータなど電気だけで動く当時画期的な装置だったらしく(その当時は空気圧を使うものが中心だった)、この楽器のために数十の特許が取られたようだ。公式サイトの Mills Violano Virtuoso のページ に詳しい。上記の動画の Mills Violano Virtuoso は改造され MIDI 情報を受け付け iPad から動作できるようにもなっているそうだが、それも 110V の直流で動作する仕組みならではだろう。

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